低カロリーで栄養価が高い!福島の馬肉でエネルギーチャージ

馬刺しって食べたことがありますか。
時々焼肉屋や居酒屋などのメニュにありますが、牛肉の生は危険なのに馬肉なら大丈夫なのかなと漠然と思ったものです。
牛肉や豚肉に比べるとヘルシーで特別感のある馬肉。今回は福島県の馬肉をご紹介します。馬肉は福島以外では熊本や長野もで生産されています。
しかし、実際には福島県産と言っても北海道からやってきた馬だったり、カナダやアルゼンチンなどの海外から輸入された馬ということもあります。
海外輸入肉に不安を抱く人もいますが、実際には馬肉は厳選された業者から衛生的に管理されて運ばれてきますので、品質や風味などに問題はありません。
馬肉は鮮度が命。解凍後、3時間以内に食べるのがおすすめです。肉汁が豊富でジューシー、また甘みがあって癖のない味わいです。
牛肉や豚肉に比べて融点が低いので、口の中に入れるだけで油がとろけるのが特徴です。
馬は牛や豚に比べ体温が高いので寄生虫が付きにくく、また病気に感染する割合も少ないため安心して生のままでも食べることができるのです。
またアレルギーの抗原となるものが少ないので、食べてもアレルギーを起こしにくいという特徴もあります。
豚肉や鶏肉に比べて成長段階で抗生剤やホルモン剤を与えることもほぼないので、安全であることは間違いありません。
牛肉、豚肉に比べてカロリーが低く、脂肪分も少ないのですが、タンパク質や鉄分の量は多いという優れた肉です。
ただ、やはり圧倒的に流通量が少ないので、特別なときに取り寄せたり、外食時に注文したりして楽しむといいでしょう。
馬肉の栄養成分について詳しく調べてみました。馬肉には鉄分が豊富に含まれます。鉄分は赤血球中のヘモグロビンを作ってくれるので不足すると貧血などを引き起こします。
とくに女性は鉄分不足になりやすいので馬肉を食べましょう。
その他にもエネルギーの源となるグリコーゲンが多く含まれます。グリコーゲンは疲労回復効果や集中力を高める効果があります。
人間はブドウ糖などが不足すると疲れやすくなってしまいます。またブドウ糖は脳のエネルギーにもなり、記憶力や集中力をアップさせてくれます。
グリコーゲンが不足すると体も脳も正常に機能しなくなってしまうのです。
その他にも皮膚や目、粘膜などの健康を保つのに欠かせないビタミンAや全身の血行を良くしてくれるビタミンEなども含まれます。
ビタミンEはアンチエイジングビタミンとも呼ばれ、細胞が酸化するのを防いでくれます。同じように抗酸化作用があるのが、馬肉に含まれる不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は体にいいビタミンと言われていて、悪玉コレステロールを退治し、血液をさらさらにしてくれます。その結果、動脈硬化を防ぎ、生活習慣病を予防することができます。
馬刺しの美味しい食べ方ですが、半解凍の状態で薄く切り玉ねぎスライスやおろしショウガでいただきます。
なかなか毎日食べるということは難しいですが、外食先でメニュに馬刺しがあったらぜひ注文してみてください。もちろん馬刺し以外にも馬肉ステーキ、馬肉鍋(さくら鍋)、馬肉ユッケなどもありますのでご賞味あれ。