ブリに含まれるDHAが体にいい!石川県はスルメイカも有名

石川県といえば暖流と寒流が交わる海域を持ち、種類豊富な魚介類が捕れることでも有名です。
能登半島にぶつかって渦流が発生することから回遊魚が集まりやすく、良好な漁場を確保することができます。
またそのような好条件な漁場が多かったため、昔から様々な漁法が発達し、さらに多くの魚を漁獲することが可能となったわけです。
春はさよりやカレイ、スルメイカ、夏はアジやスズキ、秋はのどぐろ、冬はカニやぶりが捕れます。一年を通して沢山の種類の魚を楽しむことができます。
石川県にはたくさんの魚市場があり、新鮮な魚介類を仲介業者を通さずに直接販売しているところが多くあります。
一般の人向けにはオンラインショップなどで鮮魚セットなど取れたての魚介類をスピーディに消費者へ届けています。
肉より魚の方が健康に良いということはよく知られていますが、魚に含まれる不飽和脂肪酸、DHAやEPAのおかげです。
DHAとはドコサヘキサエン酸のことで実に沢山の健康効果があります。主な効能としてはコレステロールの低下、中性脂肪の低下、動脈硬化の予防、記憶力や集中力の向上、脳や神経の発達、認知症の予防やストレス解消などが挙げられます。
子供にDHAを摂らせると頭が良くなると言われるのはこのためです。コレステロールを下げたり、中性脂肪を取り除く効果があるので中高年の方にとっても有益ですね。
EPAとはエイコサペンタエン酸のことで体内では作ることのできない必須脂肪酸です。こちらも血液をサラサラにする、中性脂肪血を下げるなどの働きがあります。
石川県で摂れるたくさんの魚介類の中でも出世魚と言われるブリについてご紹介しますね。
ブリはタンパク質が豊富なだけではなく、糖質や脂質の代謝を助けてくれるビタミンDが豊富です。ビタミンDはカルシウムの吸収率をアップさせます。
ブリには魚介類に多く含まれる成分タウリンも含まれています。タウリンには肝機能を高めたり、コレステロールや血圧を下げる働きがあります。
石川県では春や夏にスルメイカや赤イカなどを漁獲します。イカにもDHAやタウリンが豊富に含まれます。
イカスミには免疫力をアップさせるペプチドグリカンが含まれています。ペプチドグリカンはがん細胞の増加を抑えてくれます。
またイカを噛むことで唾液の分泌を促し胃の状態を整えたり、満腹中枢を刺激してダイエット効果もあります。おまけにフィッシュコラーゲンでお肌もぷるぷるです。
今回はブリとイカについてご紹介しましたが、石川県で捕れる魚は他にもたくさんあります。秋には高級魚として知られるのどぐろも漁獲できます。
のどぐろはお刺身で食べられるほか、煮つけにしても美味しいです。石川県に旅行したらぜひ新鮮な地元の魚介類を堪能してください。
どうしても普段の食卓はお肉が中心になってしまいますが、魚介類に含まれるDHAやEPAなどの良質な脂肪の効能を忘れないようにしましょうね。