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リコピンの抗酸化作用で驚きの効果!熊本県の真っ赤なトマト!

トマトの鮮やかな赤はいかにも健康に良さそうですが、トマトにはどのような健康効果があるのでしょうか。
今回は全国シェアナンバーワンを誇る熊本県のトマトの魅力についてついて調べてみました。
熊本県は平坦な土地と標高の高い土地の両方でトマトを栽培しているため1年を通してトマトを収穫することができます。
熊本のトマトの特徴は糖度が高いことや小ぶりであることが挙げられます。
最近話題なのが熊本県の塩トマトです。塩分を含む土壌で育つため吸収する水分が少なく、そのため甘みが凝縮されています。
熊本県のミニトマト、キャロルセブンや千果なども真っ赤でとても美味しそうです。
ちなみにトマトはもともと南米ペルーで発祥したと言われています。その後、ヨーロッパで改良され、アメリカや日本に伝わりました。
日本には江戸時代に伝えられましたが、本格的な栽培が始まったのは昭和に入ってからです。毒々しい赤色が最初は日本人に受け入れられなかったようです。
熊本県には沢山のトマト農家がありますが、黄色灯を使って害虫を駆除することで農薬の量を減らしたり、湿度や温度の管理を徹底し、接ぎ木や土づくりにも力を注いでいます。
熊本のトマトがこんなに美味しいのは農家の努力のおかげなのです。
さて、それではトマトの健康効果についてじっくり見ていきましょう。トマトの赤色はリコピンと呼ばれるカロテノイドの一種です。
リコピンには強い抗酸化作用があり、細胞が酸化するのを防いでくれます。細胞の老化を防ぐことでがん細胞へ変化することを抑制することができ、ガン予防にも効果があります。
また悪玉コレステロールを撃退し、血液をさらさらにすることで動脈硬化を予防し、生活習慣病の進行を防ぐことができます。
その他にも血圧を下げるルチンや抗ヒスタミン作用によってアレルギー症状を改善するナリンゲニンカルコンなどが含まれています。
トマトは胃にもいいと言われています。脂っこい肉料理を食べた後の胃の負担を和らげてくれます。トマトに含まれるクエン酸が唾液や胃酸の分泌を促し、消化吸収を助けてくれます。
もちろん美容に最適のビタミンCも豊富に含まれ、肌細胞を再生させ、シミやシワなどの予防にもなります。
一日のトマトの理想的な摂取量は約15㎎と言われています。中くらいの大きさのトマト約2個分です。トマトジュースなどでも代用できます。
トマトソースにすればトマト2個を無理なく食べることができます。
トマトを使ったレシピはたくさんありますが、トマトのリコピンは加熱すると細胞が壊れて吸収しやすくなります。また油とも相性がいいので、焼きトマトにオリーブオイルを垂らして食べるのがおすすめです。
グラタン、パスタ、カプレーゼ、煮込み料理、ピザ、サラダなどトマトのアレンジは無限です。最近はラーメンにトマトを入れるトマトラーメンも人気なのでぜひ試してみてください。

高品質でおしゃれな京野菜が人気!京都に行ったらぜひご賞味あれ

京野菜という言葉を聞いたことある人は多いと思いますが、どのような野菜を指すのかいまいちぴんと来ないという人もいると思います。
京野菜とは主に京都伝統の野菜や京都ブランドの野菜のことを指すのですが、その定義はあいまいです。
京野菜の定義を見てみると京都の雰囲気を醸し出す野菜と書かれています。確かに京野菜は通常私たちがスーパーで目にする野菜に比べると上品で繊細、おしゃれなイメージがあります。
京野菜のほとんどが京都府内で作られていますが、ユリ根などの例外もあるようです。
京野菜は改良が重ねられ、通常の野菜よりもビタミンやミネラルが多く含まれることがあります。ただし、普通の野菜よりも生産量が少なく、規格外のものもあり、その分割高になっています。
京都では府をあげて京野菜の普及に力を入れていて、京野菜検定や京野菜の日などを設けるなど京野菜の知名度を上げるためのイベントも行われています。
京都を訪れる女性客の多くはおしゃれでヘルシーな京野菜をいただくのを楽しみにしています。
おもな京野菜には里芋、大根、ユリ根、唐辛子、茄子、かぼちゃ、蕪などがあります。
京野菜として良く知られているのは辛味大根です。見かけは太くて短いので大根というよりは蕪に似ています。一般的な大根に比べると辛味が強いのが特徴です。
また密度が高く水分が少ないので、大根おろしとして食されることが多いのです。
大根おろしにはタンパク質や脂肪の消化を助ける働きがあります。殺菌作用、解毒作用などもあり、昔から魚と一緒に食されています。
大根は喉にも良いと言われています。
聖護院蕪も京野菜に指定されています。聖護院蕪は日本最大の蕪で千枚漬けなどに利用されます。かぶら蒸しやなますにすることもあります。
蕪にも大根同様、消化を助ける働きがあります。また冷えを防止する効果がありますので、冬は味噌汁など蕪を使った温かな料理がおすすめです。
賀茂なすも京野菜の一つです。賀茂なすは通常の茄子よりも丸く大きく肉厚なのが特徴です。京野菜の中でもとくに人気が高く、毎年出荷量を増やしています。
茄子の健康効果ですが、茄子はその他の野菜に比べるとビタミンが少なく、カルシウムや鉄分を比較的多く含みます。
ポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、抗酸化作用や目の健康を保つ働きがあります。茄子は体を冷やす野菜なので、体調が良くない時には避けた方がよいでしょう。
皮ごと焼いて焼きなすにしてβカロテンやポリフェノールをたっぷり摂取しましょう。
最後は鹿ケ谷カボチャです。ヒョウタンのような形が特徴で、そぼろあんかけやてんぷらなどに調理されます。
かぼちゃは優秀な緑黄色野菜でβカロチン、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含みます。風邪の予防、体力の回復、貧血予防など沢山の効能がありますので積極的に食べたい食品です。
まだまだ他にも京野菜に指定されている野菜がありますので、ぜひチェックしてみてください。

高たんぱくでコラーゲンも豊富!宮城県の鶏肉でおすすめレシピ

宮崎県というとたくさんの美味しいものがありますが、今回は宮崎の名産、地鶏についてご紹介します。
宮崎県は鶏肉以外にもお米や野菜を栽培していますし、真っ赤なマンゴーも有名ですよね。
宮崎にはたくさんの鶏肉の品種があります。宮崎グルメで検索すると美味しい地鶏の店がたくさんヒットします。
通販などでも宮崎の地鶏を取り寄せることができますので、自宅で鶏鍋なんていうのも楽しいです。
宮崎の鶏肉には霧島鶏、はまゆうどり、日南鶏、日向鶏など沢山の種類があり、それぞれ味や育て方に特徴があります。
例えば地鶏の中でも人気の霧島鶏はメスのみをシラス台地で育て、飼料にはハーブを使い、天然水で育てています。
またその他の地鶏に関してもビタミンやミネラル、ヨードなどが豊富な飼料で育てるなど気を配っています。
味わいは品種によって異なり、日向鶏は低カロリー、低コレステロール、低脂肪を宣伝しています。
鶏肉はお肉の中でもヘルシーというイメージがありますが、部位によって特徴があるのをご存知ですか。
例えばささみは高たんぱくでアスリートが好んで食べますし、胸肉はビタミンが豊富です。もも肉はビタミンBが豊富で新陳代謝を促してくれます。
手羽先にはコラーゲンが多く、肌につややハリを与えてくれます。目や粘膜を健康にしてくれるビタミンAも含まれています。
コラーゲンは温めると溶け出してしまうので、お鍋やスープなど汁ごといただくことができるレシピをおすすめします。
レバーには鉄分が多く含まれていて、女性にとって貧血を予防してくれる効果があります。貧血気味の人は焼き鳥屋ではできるだけレバーを注文しましょう。
鉄分はお酢などのクエン酸と一緒に摂取すると吸収率がアップするのでお酢で煮込んだりするといいですね。
ただし、皮の部分はほとんど脂肪なので取り除くことでかなりカロリーダウンすることができます。
鶏肉にはコレステロール値を下げてくれるナイアシンも含まれていて、血液をさらさらにしてくれます。動脈硬化の予防にもなります。
またアミノ酸の一種である肝機能を向上させてくれるメチオニンも含まれています。抗ヒスタミン作用もあるのでアレルギー症状を改善してくれることもあります。
鶏の脂肪分にはオレイン酸やリノール酸が含まれ、血液の流れをスムーズにして生活習慣病を防いでくれます。
鶏肉は筋肉を増強してくれますのでアスリートが食生活で必ず取り入れている食材です。運動をする人は積極的に食べましょう。
また鶏肉を使ったレシピは沢山あって食べ方に困ることはありません。鶏肉といえば唐揚げが人気ですが、カロリーが高いので考えものです。
それなら野菜と一緒に蒸し鶏にしたり、コラーゲンも一緒にいただけるお鍋にした方が健康的です。胸肉はちょっと固いと思われがちですが、マイタケと一緒に漬けこむととても柔らかくなりますよ。

静岡県といえばお茶!カテキン効果で体も元気!

お茶といえば日本が誇る食品の一つですが、その健康効果は脅威的です。
お茶の効能はこれまで沢山の情報番組などで取り上げられてきたので、多くの人がお茶は体に良いということをご存知だと思います。
国内のお茶の産地といえばもちろん静岡。ブランド茶としての地位を確立しています。
静岡県内でも地域によってお茶の種類が異なり、本山茶、川根茶、掛川茶などは高級茶としてとても人気が高いのです。
静岡県内ではお茶の生産だけではなく、お茶に関わる様々な製品が製造され、イベントが行われています。
お茶を使ったお菓子、化粧品、抗菌剤をはじめ、お茶の祭典や工場見学、おしゃれな茶器やお茶のカフェなども多くあります。
お茶がこれだけ多くの人を魅了するのはその美味しさだけではなく、その健康効果や美容効果にあります。
まずお茶の健康効果の筆頭に挙げられるのはカテキンと呼ばれる渋みの原因となるポリフェノールの一種です。
お茶にはエピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エピカテキンガレートなどが含まれています。
カテキンはその他の食品にも含まれますが、お茶は製造過程でカテキンが壊れにくいのが特徴です。また含有量はお茶の種類や成長、箇所によって違ってきます。
カテキンには悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化を予防してくれます。お茶はコレステロールの吸収を抑える作用があり、一日3回のお茶を飲むことを約1カ月~2カ月続けることで効果が現れます。
お茶には脂肪吸収を抑えるダイエット効果もあります。実際にダイエット効果をうりにしている緑茶も販売されているほどです。これは研究結果でも証明されていますので、脂肪が気になる人は毎食後飲み続けるといいかもしれません。
そして、何よりも衝撃的なのは静岡県民のガン死亡率が他県に比べて低いことです。カテキンは活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があります。
細胞が老化することでガン細胞に変わりやすくなります。細胞を酸化させないカテキンはガン予防としてとても効果的です。今はまだ研究段階ですが近い将来お茶の成分がガン予防に役立つ日が来るでしょう。
同じく抗酸化作用を持つβカロチンやビタミンE、ビタミンC、サポニンも多く含まれていますので、細胞や血液の老化、酸化を防ぐためにお茶は欠かせませんね。
そしてお茶のもう一つの成分といえばカフェイン。カフェインには覚せい作用や利尿作用があります。勉強に集中したいとき、運動で活躍したいときなどにカフェインは効果があると言われています。
カフェインはとくに若い葉に多く含まれるので玉露などがおすすめです。
お茶は抗菌作用、抗ウィルス作用も強く、虫歯菌やO157などの細菌にも効果を発揮します。お茶でうがいをするといいと言われるのはこのためです。
他にも脂肪や糖、タンパク質の代謝と関係のあるテアニンやアルギニンなどのアミノ酸が含まれます。体の様々な働きに補助的な役割を果たすミネラルも豊富に含まれていますし、クロロフィルはニキビの改善に効果があるそうです。
こんなに健康効果に優れた食品が身近にあるのにお茶を飲まないなんてもったいないと思いませんか。これからはコーヒーやジュースの代わりに積極的にお茶を飲みましょう。

アサリは貧血予防に効く!生産量が圧倒的なのは愛知県

アサリは和風でも洋風でもアレンジして美味しく食べることができる食材ですが、日本では主に愛知県で漁獲されています。
愛知県の漁獲量は年間約16000トンにも上り、全国ナンバーワンのシェアを誇ります。
愛知県内では様々な地域でアサリの漁獲が行われていますが、最も漁獲量が多いのが西三河地区です。
アサリの漁獲方法は大きくわけて二つあります。小型船を使う底引き網漁業と沢山の爪が付いた漁具でアサリを掘る採貝漁業です。
もちろん小型船を使った底引き網漁業の方が一度に大量のアサリを漁獲できるのですが漁船を動かす経費がかかります。
アサリは1年で20㎜、2年で35㎜、3年で40㎜ほどに成長します。毎年安定した漁獲量を保つためにはアサリの稚貝を移植したり、小さめのアサリは採らないことなどが大切です。
愛知県にはたくさんの潮干狩り場があるのですが、近年他の魚などによる食害や冬場の生育不良などによりアサリの漁獲量が減っています。
そのため潮干狩りを中止する潮干狩り場も増えています。
気になるアサリの栄養素ですが、アサリには鉄分が多く含まれます。鉄分は赤血球に必要なヘモグロビンを作り出します。女性はとくに月経や妊娠中に貧血になりやすいので、鉄分を多く摂取することをおすすめします。
アサリのうまみのもととなっているのはタウリンと呼ばれるアミノ酸の一種です。タウリンは栄養ドリンクにも含まれるほどで、コレステロール値を下げたり、解毒作用があります。
コレステロール値が下がると血液がさらさらになり、血栓ができにくくなって動脈硬化を予防できます。
またタウリンの解毒効果により肝がんをはじめ肝臓の病気などを防いでくれます。アルコールの分解を促す作用もあるので二日酔いにも効果があります。
二日酔いの朝にはアサリのお味噌汁が良いといわれるのはそのためですね。
髪や爪、肌の健康を保つ亜鉛、むくみを解消してくれるカリウム、骨や歯を強化するカルシウムなどのミネラルも多く含まれます。
アンチエイジングのビタミンと呼ばれるビタミンEも含まれているため、細胞や血液を若々しく保ってくれます。
ただし、アサリの食べ過ぎは鉄分の摂り過ぎになるため注意しなければなりません。アサリの食べ過ぎによって鉄分を過剰摂取すると鉄分が体のあちこちで酸化し、肌や内臓などにダメージを与えます。
常識の範囲でアサリを食べている分には問題ありませんが、鉄分のサプリなどの過剰摂取には気を付けましょう。
アサリは一日200g程度まで食べても問題ありませんが、一度に食べられるアサリの量はだいたい15個程度ですよね。無理して沢山食べる必要はありません。
ただし、アサリの栄養分は汁として溶け出すので味噌汁やスープなど汁ごと飲めるものをおすすめします。
アサリを使ったレシピは酒蒸し、炊き込みご飯、スープ、味噌汁、パスタなど和風、洋風など種類豊富です。値段もお手頃で飽きずに食べることができるので、二日に一度はアサリをぜひ食卓に。

沖縄の食べ物は全てがヘルシー!沖縄料理で長生きしよう

沖縄県といえば世界的に見ても長寿の方が多い場所として知られていますが、長寿の理由とは健康的な食生活にほかなりません。
沖縄県はその昔から本土とは違った食文化が発達し、自然で体に良いものを食してきました。
沖縄県では豚肉料理が多いのですが、豚肉には疲労回復や夏バテに効果のあるビタミンB1やコレステロール値を下げ生活習慣病を防いでくれる不飽和脂肪酸などが含まれています。
沖縄では早くからアジアの食文化の影響を受け、医食同源という考え方が根付いていたのだと言われています。調理法は中華料理に比較的似ていますね。
沖縄の伝統料理の特徴は豆腐、ヤギ、海藻、ウリなどを多く食すということでしょうか。本州ではほとんど目にしない食材なども含まれています。
今回は沖縄料理の中でもとくに知名度が高いゴーヤと海ブドウの健康効果について調べてみました。ゴーヤに関しては最近は本州でも普通に手に入れることができるようになり、食卓に上る頻度も増えました。
私は炒め物にしたり、サラダにしたり、夏場は週に1,2回はゴーヤを食べています。ゴーヤのあの苦さが癖になります。
ゴーヤはウリ科の植物です。高温多湿の熱帯気候のもとで育ちます。2月~3月に種をまき、5月~8月が収穫です。
ゴーヤには一般的な野菜の5倍ものビタミンCが含まれていて、体力の回復や夏バテに効果があります。
ゴーヤのビタミンCはワタの部分に多く含まれますので、ゴーヤ茶などにしてワタの部分の栄養素を摂取しましょう。ただし、このワタの部分とても苦いです。
この苦みの成分はモモルデシン、チャランチンと呼ばれ血糖値を下げる役割を果たします。種子の部分には良質の脂肪と呼ばれるリノール酸が含まれ、脂肪燃焼の効果があります。
ゴーヤに含まれるカリウムには体を冷やす効果があるので、熱い沖縄で暮らす人には向いています。その他にもビタミンB群や葉酸、カルシウム、食物繊維なども含まれています。
ゴーヤはゴーヤチャンプルーなど炒め物にすることが多いですが、スライスしたものを干して煮出せばゴーヤ茶を作ることができます。お茶にするとワタや種などの成分を摂取することができるのでおすすめです。
沖縄料理でも一つ人気なのが海ブドウです。海ブドウはイワズタ科の海藻でぷちぷちした食感が特徴です。
海ブドウは太陽の光が海中まで届く透明度の高い海でしか育つことができないため沖縄以外の地域ではあまり栽培されていません。
しかし、わざわざ沖縄にいかなくてもオンラインショップなどで購入できます。
海ブドウは実は他の海藻に比べると若干ミネラルやビタミンの量が少ないのですが、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ヨウ素、ビタミンKなどが含まれています。
夏バテ回復や貧血予防、食欲アップなどの効能があります。一般的には三杯酢などをかけてそのままいただきます。
海ブドウは低温に弱いので冷蔵庫に入れず常温で保存し、早めに食べることをおすすめします。

抗酸化作用と美肌作用!女性におすすめのオリーブは香川産!

オリーブオイルの香りや風味が嫌いな人は少ないと思いますが、実は日本国内でもとても美味しいオリーブが作られていることを最近知りました。
オリーブオイルはヨーロッパ産のものを普段購入している方が多いですが、香川県は県を上げてオリーブの生産に力を注いでいます。
香川県というとどうしてもうどんのイメージが強いのですが、小豆島を中心にオリーブも生産しています。
もともとはイワシなどの缶詰を作るために明治時代に小豆島でオリーブオイルの生産が始まりましたが、現在では香川全土で作られています。
オリーブの木は香川の県木にも指定されています。
オリーブはそもそも中近東や地中海で昔から生産されていたので、ヨーロッパのものに比べるとどうなの?と思ってしまいますが、香川のオリーブオイルは世界中のオリーブオイルを集めた品評会でも高い評価を得ています。
オリーブオイルはオリーブの実を絞ってオイルを抽出するのでオリーブの品質がそのまま商品に反映されます。
香川のオリーブオイルは品質が優れているだけではなく、安全という意味でもおすすめです。
オリーブオイルが体にいいことは多くの人がご存知だと思いますが、その理由はなんといってもオリーブに含まれるオレイン酸です。
オリーブオイルは脂肪分を多く含みますが、オリーブに含まれる脂肪分オレイン酸は体に良くむしろ積極的に摂取したい脂肪です。
オレイン酸には整腸作用があり、悪玉コレステロールを排除してくれるため動脈硬化などの予防になります。またオレイン酸は胃腸の働きを活発にし、便秘を解消してくれます。
便秘が解消されることにより、ダイエット効果、美肌効果を期待できます。緑色が濃いオリーブオイルにはクロロフィルが含まれ、ニキビを撃退してくれます。
またアンチエンジングビタミンと呼ばれるビタミンEも含まれます。ビタミンEには抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぎます。
同様に抗酸化作用の強いポリフェノールもオリーブには含まれています。とくに黒いオリーブ(ブラックオリーブ)にはポリフェノールが多く含まれます。
ポリフェノールは活性酸素を除去する働きや血流を良くする働きがあります。ミネラルも多く含まれ、骨や歯などを強化するカルシウム、貧血を予防する鉄分なども含まれています。
オリーブオイルの理想的な一日の摂取量はスプーン1,2杯と言われています。料理に使う場合にはあまり量を気にしなくていいでしょう。
私はフランスパンにオリーブオイルを塗って食べるのが大好きです。ワインやチーズ、生ハムなどをそろればとても贅沢な食卓になります。
オリーブオイルを使ったレシピはたくさんあります。健康志向の友人は全ての料理にオリーブオイルを使うほどです。
パスタやカルパッチョ、ピザ、炒め物などどんなものにも合うオリーブオイル。サラダにまわしかけるだけでも一気におしゃれになります。家族全員オリーブオイル生活でヘルシーになりましょう。

高知のショウガは体を温め免疫力をアップしてくれる!

毎日何気なく料理などに使っているショウガ、実は高知県が日本一の産地ということをご存知ですか。
高知県の気候や風土がショウガの栽培に適しているようです。
ショウガの収穫は10月下旬から11月下旬が一般的ですが、貯蔵することによって1年を通して食べることができます。
ショウガには貯蔵しておいて1年を通して出荷されるものと夏ごろに収穫したてを出荷する新ショウガがあります。
新ショウガは漬物にしたり、お寿司に添えるガリなどに利用されることが多いです。
ショウガはそもそもアジアで発祥し、その後アフリカやヨーロッパなどに伝わったと言われています。
今でも西アジアなどではスパイスの一つとしてとても重宝されています。
ショウガは漢方薬などの薬としても用いられるほど体に良い食材です。私は真冬に風邪をひいたかなと思うときは紅茶にはちみつとすったショウガを入れて飲んでいます。
ショウガを摂取するとそのとき体が温まるだけではなく、その温かさが持続するのです。
ショウガを食べると血液の循環が良くなり、体が温まります。発汗作用もあり、体に溜まった老廃物なども排出してくれます。
飲むだけではなく、貼ったり、塗ったりすることでも効果を感じることができます。
冬場寒さをしのぐためや、冷え性による体の痛みには湿布として貼るのもおすすめです。
先程、ショウガは漢方薬として重宝されているという話をしましたが、ショウガには抗酸化作用の強いジンゲロール、ショーガオール、ジンゲロンなどの成分が含まれています。
抗酸化作用とは細胞や血液などが酸化することを防いでくれる働きです。
ショウガには抗炎症作用、鎮痛作用などもあります。肩こり、頭痛、筋肉痛、生理痛など様々な痛みを和らげてくれます。乗り物酔いやつわりなどにも効果がああると言われています。
風邪のひきはじめや喉の痛み、咳などにもショウガは効果があります。はちみつとショウガを混ぜたものを常備しておいて、症状がひどいときは水やお湯で溶いて飲むといいでしょう。
ショウガ風呂も体が芯から温まって冷え性がつらい冬にはおすすめです。体を温めると免疫力がアップするだけではなく、代謝もアップし脂肪燃焼効果も高まります。
ショウガダイエットまであるほどですから効果が期待できますね。
ショウガには解毒作用もあり、私たちの身の回りにある体に悪いと言われている化学物質にも効果があります。排気ガスや工場汚染などが気になる地域にお住いの方は毎日食べたいですね。
気になる一日の摂取量ですがすりおろしたショウガで大さじ1杯約10ℊが適量と言われています。料理に使う場合には多めでも気にしなくていいようです。
ただし、胃腸の弱い人の場合摂取量が多いとお腹を壊すこともあります。また発汗作用があるため乾燥肌の人、肌が弱い人も要注意です。
ショウガを使ったレシピなどもたくさん紹介されていますので、一日一回はショウガを使った食事やドリンクを摂るようにしましょう。

体の毒素を排出してくれる!和歌山県の梅で梅干しを作ろう

和歌山県というとみかんが有名ですが、実は梅の産地でもあるのです。
和歌山は黒潮の影響で一年中温暖な気候で、年間7トン以上の梅を生産しています。これは全国シェアの6割にも及びます。
梅というと梅ジュースや梅ジャムなどのもありますが、なんといっても梅干し。
とくに大粒で柔らかく種が小さい紀州の南高梅は全国的にも有名ですよね。私は甘めの南高梅が大好きです。
梅干しは収穫した梅を丁寧に水洗いし、塩で付け込み、天日干しして出来上がります。
和歌山の梅干し農家の多くはエコファーミングを目指し、品質の良い梅干しづくりに取り組んでいるそうです。
梅干しには本当に書ききれないほどの効能があるのですが、良く知れらたものですと食欲増進作用です。
梅干しはご存知の通り酸っぱいので唾液や胃酸が多く分泌され、胃が活発になります。
梅干しには筋肉疲労によって乳酸が作られ体が酸性に傾いた時にアルカリ性にしてくれる疲労回復作用があります。
疲れたときには酸っぱいものを食べるといいと言われているのもこのためです。
もちろんパンやご飯など酸性の食品を多く摂取した場合にも梅干しを食べることで体をアルカリ性に保つことができます。
梅干しにはポリフェノールも含まれています。ポリフェノールというと赤ワインが有名ですがポリフェノールには血液や細胞の老化や酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
このため梅干しを食べることで血管の老化を防ぎ、血液がさらさらになります。動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの重篤の症状の予防にもなります。
梅干しのもう一つの主要な成分と言えばカルシウムです。カルシウムは骨を強くし骨粗しょう症の予防になるだけではなく、イライラを解消して精神的な安定をもたらします。
梅干しは肝機能の働きを高めるため、二日酔いには梅干しが有効だと言われています。毒素を排出するだけではなく、抗菌作用もありO-157やサルモネラ菌などの食中毒の原因となる細菌の感染予防となるのです。
他にも梅干しには様々な成分が含まれますが、あまりなじみのないものとしてはパロチンやα-グルコシターゼなどがあります。
パロチンとは唾液の中に含まれる成分ですが、美容効果の高い「若返りの成分」と言われています。パロチンが多く分泌されることで細胞の新陳代謝が促され、髪や肌、爪や歯などを美しく保つことができます。
α-グルコシターゼは酵素の一種で糖分の吸収を抑制する働きがあるため血圧を上昇させません。そのため高血圧による動脈硬化などを防いでくれます。
梅干しの健康効果、美容効果がすごすぎて、時々しか食べない自分を思わず責めてしまいました。
確かに梅干しは塩分が強いというイメージがありますが、最近では減塩のものも販売されていますし、一日一粒程度なら問題ないと思います。
梅干し以外でも梅ジュースや梅ジャム、梅酒なども同様に梅の効果を感じることができます。ただし、調味料や添加物が気になる方は原材料などをチェックして商品を選んでください。

ブリに含まれるDHAが体にいい!石川県はスルメイカも有名

石川県といえば暖流と寒流が交わる海域を持ち、種類豊富な魚介類が捕れることでも有名です。
能登半島にぶつかって渦流が発生することから回遊魚が集まりやすく、良好な漁場を確保することができます。
またそのような好条件な漁場が多かったため、昔から様々な漁法が発達し、さらに多くの魚を漁獲することが可能となったわけです。
春はさよりやカレイ、スルメイカ、夏はアジやスズキ、秋はのどぐろ、冬はカニやぶりが捕れます。一年を通して沢山の種類の魚を楽しむことができます。
石川県にはたくさんの魚市場があり、新鮮な魚介類を仲介業者を通さずに直接販売しているところが多くあります。
一般の人向けにはオンラインショップなどで鮮魚セットなど取れたての魚介類をスピーディに消費者へ届けています。
肉より魚の方が健康に良いということはよく知られていますが、魚に含まれる不飽和脂肪酸、DHAやEPAのおかげです。
DHAとはドコサヘキサエン酸のことで実に沢山の健康効果があります。主な効能としてはコレステロールの低下、中性脂肪の低下、動脈硬化の予防、記憶力や集中力の向上、脳や神経の発達、認知症の予防やストレス解消などが挙げられます。
子供にDHAを摂らせると頭が良くなると言われるのはこのためです。コレステロールを下げたり、中性脂肪を取り除く効果があるので中高年の方にとっても有益ですね。
EPAとはエイコサペンタエン酸のことで体内では作ることのできない必須脂肪酸です。こちらも血液をサラサラにする、中性脂肪血を下げるなどの働きがあります。
石川県で摂れるたくさんの魚介類の中でも出世魚と言われるブリについてご紹介しますね。
ブリはタンパク質が豊富なだけではなく、糖質や脂質の代謝を助けてくれるビタミンDが豊富です。ビタミンDはカルシウムの吸収率をアップさせます。
ブリには魚介類に多く含まれる成分タウリンも含まれています。タウリンには肝機能を高めたり、コレステロールや血圧を下げる働きがあります。
石川県では春や夏にスルメイカや赤イカなどを漁獲します。イカにもDHAやタウリンが豊富に含まれます。
イカスミには免疫力をアップさせるペプチドグリカンが含まれています。ペプチドグリカンはがん細胞の増加を抑えてくれます。
またイカを噛むことで唾液の分泌を促し胃の状態を整えたり、満腹中枢を刺激してダイエット効果もあります。おまけにフィッシュコラーゲンでお肌もぷるぷるです。
今回はブリとイカについてご紹介しましたが、石川県で捕れる魚は他にもたくさんあります。秋には高級魚として知られるのどぐろも漁獲できます。
のどぐろはお刺身で食べられるほか、煮つけにしても美味しいです。石川県に旅行したらぜひ新鮮な地元の魚介類を堪能してください。
どうしても普段の食卓はお肉が中心になってしまいますが、魚介類に含まれるDHAやEPAなどの良質な脂肪の効能を忘れないようにしましょうね。