不飽和脂肪酸は成人病を予防!千葉のピーナツがおすすめ

ナッツ類は基本的に体に良いというイメージがありますが、今回は中でもとくに身近なピーナツについて調べてみました。
ピーナツのシェアは千葉県が全国でトップ、70%以上が千葉県で生産されています。
千葉県には落花生の栽培をしている農家やピーナツを使った加工品を製造する会社が多くあります。
ちなみに落花生とは殻が付いた状態、ピーナツとは中のつるつるした身の部分を指します。
国内では中国産の落花生も流通していますが、中国産の落花生には毒性の強いカビの一種「アフラトキシン」が含まれているケースがあるので注意しなければなりません。
アフラトキシンは熱にも強く、炒ったり揚げたりしても排除することはできません。
若いころピーナツを食べるとニキビができるとか鼻血が出るとかいわれましたが本当なのでしょうか。ピーナツはカロリーが高くて太りそうというイメージもあります。
確かにピーナツは脂肪分が多いのですが、ピーナツの脂肪は不飽和脂肪酸と呼ばれる良質の脂肪です。
不飽和脂肪酸には中性脂肪を減らしてくれたり、悪玉コレステロールを撃退してくれる作用があり、動脈硬化を予防してくれます。
またピーナツを食べた後、血糖値は緩やかに上昇しますので太りにくい特徴があります。ピーナツのGI値はこんにゃくや海藻類など健康食品に代表される食材とほとんど変わりありません。
ナッツ類は美容にいいので間食にはお菓子ではなくてナッツを食べると良いというのを聞いたことがあるのですが、ここで登場するのがレシチンとレスベラトロールです。
ちょっと聞いたことがない言葉ですが、一体どのような成分なのでしょうか。
まずピーナツに含まれるレシチンですが、脳の細胞を活性化すると言われています。記憶力や集中力がアップしますので仕事中、勉強中の間食にはおすすめです。
レシチンが不足すると細胞に悪い影響を及ぼします。細胞が不具合を起こすと、体のあちこちに支障が出ますのでレシチンは大事なのです。
レスベラトロールはポリフェノールの一種でピーナツの渋皮に含まれています。レスベラトロールには様々な働きがあるのですが、血行を良くして冷え性を解消してくれることをはじめ、抗ガン作用があることも最近の研究でわかってきました。
レスベラトロールには老化が進むの防ぐ作用もあるので、アンチエイジング効果が絶大です。そもそもナッツ類にはアンチエイジングビタミンと呼ばれるビタミンEも豊富に含まれているのでいつまでも美しくいたいという女性には欠かせません。
ピーナツはそのまま食べるのがベストですが、ちょっと飽きたなというときにはピーナツペーストがおすすめです。市販のものでもいいのですが、砂糖などの量が気になる人は自家製ピーナツペーストを作りましょう。
作り方は簡単です。ピーナツ、砂糖またははちみつ、塩少々をフードプロセッサーにかけお好みの粗さに撹拌します。パンなどに塗って美味しくいただくことができます。
お砂糖を入れずにペースト状にすればアジア料理のソースとしても活用できます。