リコピンの抗酸化作用で驚きの効果!熊本県の真っ赤なトマト!

トマトの鮮やかな赤はいかにも健康に良さそうですが、トマトにはどのような健康効果があるのでしょうか。
今回は全国シェアナンバーワンを誇る熊本県のトマトの魅力についてついて調べてみました。
熊本県は平坦な土地と標高の高い土地の両方でトマトを栽培しているため1年を通してトマトを収穫することができます。
熊本のトマトの特徴は糖度が高いことや小ぶりであることが挙げられます。
最近話題なのが熊本県の塩トマトです。塩分を含む土壌で育つため吸収する水分が少なく、そのため甘みが凝縮されています。
熊本県のミニトマト、キャロルセブンや千果なども真っ赤でとても美味しそうです。
ちなみにトマトはもともと南米ペルーで発祥したと言われています。その後、ヨーロッパで改良され、アメリカや日本に伝わりました。
日本には江戸時代に伝えられましたが、本格的な栽培が始まったのは昭和に入ってからです。毒々しい赤色が最初は日本人に受け入れられなかったようです。
熊本県には沢山のトマト農家がありますが、黄色灯を使って害虫を駆除することで農薬の量を減らしたり、湿度や温度の管理を徹底し、接ぎ木や土づくりにも力を注いでいます。
熊本のトマトがこんなに美味しいのは農家の努力のおかげなのです。
さて、それではトマトの健康効果についてじっくり見ていきましょう。トマトの赤色はリコピンと呼ばれるカロテノイドの一種です。
リコピンには強い抗酸化作用があり、細胞が酸化するのを防いでくれます。細胞の老化を防ぐことでがん細胞へ変化することを抑制することができ、ガン予防にも効果があります。
また悪玉コレステロールを撃退し、血液をさらさらにすることで動脈硬化を予防し、生活習慣病の進行を防ぐことができます。
その他にも血圧を下げるルチンや抗ヒスタミン作用によってアレルギー症状を改善するナリンゲニンカルコンなどが含まれています。
トマトは胃にもいいと言われています。脂っこい肉料理を食べた後の胃の負担を和らげてくれます。トマトに含まれるクエン酸が唾液や胃酸の分泌を促し、消化吸収を助けてくれます。
もちろん美容に最適のビタミンCも豊富に含まれ、肌細胞を再生させ、シミやシワなどの予防にもなります。
一日のトマトの理想的な摂取量は約15㎎と言われています。中くらいの大きさのトマト約2個分です。トマトジュースなどでも代用できます。
トマトソースにすればトマト2個を無理なく食べることができます。
トマトを使ったレシピはたくさんありますが、トマトのリコピンは加熱すると細胞が壊れて吸収しやすくなります。また油とも相性がいいので、焼きトマトにオリーブオイルを垂らして食べるのがおすすめです。
グラタン、パスタ、カプレーゼ、煮込み料理、ピザ、サラダなどトマトのアレンジは無限です。最近はラーメンにトマトを入れるトマトラーメンも人気なのでぜひ試してみてください。