ぬめりの成分ムチンって何?新潟のなめこで腸内環境を整えよう

なめこと聞いて、最近食べてないなと思った人はぜひなめこを食べて健康を取り戻しましょう。
なめこといえばネバネバした触感が特徴ですが、納豆やオクラなどネバネバした食べ物は昔から体に良いと言われています。
なめこも例外ではなく、ネバネバの成分ムチンがたくさんの健康効果をもたらせてくれます。
なめこの主な産地は新潟、長野、山形などです。なめこはモエギタケ科スギタケ属のキノコで、主にブナやナラに自生しますが、最近では人工栽培がほとんどです。
なめこの人工栽培は大正時代に始まり、昭和初期にはすでに一般的に食されていたと言います。
それぞれの成分は微量ですが、なめこにはビタミンBをはじめとするビタミンやカリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。
なめこに含まれる全ての成分が体によい効果をもたらすと言っても過言ではありません。
ネバネバの成分であるムチンは目や胃腸の粘膜と同じ成分で出来ていて、目や胃腸を保護したり、炎症や傷を修復する働きがあります。
このためムチンを多く摂取することで胃腸の病気や目の病気を予防してくれます。とくに最近はパソコンやスマホの見すぎでドライアイに悩まされる人が多いのでなめこを食べるといいですよ。
またムチンは肝臓や腎臓の機能を強化してくれるとも言われ、むくみや高血圧にも効果的です。
なめこをはじめとするキノコ類は一般的にダイエットに良いと言われていますが、その理由は食物繊維が多いことが挙げられます。
ムチンやβグルカンには腸に作用して老廃物を排出してくれるデトックス効果があります。悪玉菌を退治して腸内フローラを整えてくれます。
整腸作用によって胃が強化されるということはアレルギーの予防にもなりますので、アレルギーを改善したいという人にはおすすめです。
老廃物が排出され、便秘が解消されることで肌の状態が整います。その他にもなめこにはコンドロイチンやトレハロースなどの美肌成分が含まれていて、肌に弾力と潤いを与えてくれます。
ダイエットに効果があるのは食物繊維が含まれるからばかりではありません。
なめこには糖質や脂肪をエネルギーに代えてくれる代謝をサポートするビタミンBも多く含まれます。もちろん100gでわずか15kcalという低カロリーも嬉しいですね。
なめこが体に良いというのはわかりましたが、なめこのお味噌汁以外に食べ方を知らないという人が多いのではないでしょうか。
なめこは基本的には加熱して食べる食材です。さっとゆでて、大根おろしをかけるなめこおろしはさっぱりといただくことができます。
毎日食べたいという人は常備菜として自家製なめたけがおすすめです。大量に作って冷蔵庫で保存すれば10日ぐらいはもちますよ。
ほかにも炒め物にしたり、スープに入れたりアレンジ法はいろいろあります。同じくネバネバしている納豆や長芋などの食材とも相性がいいので、一緒にあえて食べるとあと一品欲しいなというときの副菜になりますよ。