沖縄の食べ物は全てがヘルシー!沖縄料理で長生きしよう

沖縄県といえば世界的に見ても長寿の方が多い場所として知られていますが、長寿の理由とは健康的な食生活にほかなりません。
沖縄県はその昔から本土とは違った食文化が発達し、自然で体に良いものを食してきました。
沖縄県では豚肉料理が多いのですが、豚肉には疲労回復や夏バテに効果のあるビタミンB1やコレステロール値を下げ生活習慣病を防いでくれる不飽和脂肪酸などが含まれています。
沖縄では早くからアジアの食文化の影響を受け、医食同源という考え方が根付いていたのだと言われています。調理法は中華料理に比較的似ていますね。
沖縄の伝統料理の特徴は豆腐、ヤギ、海藻、ウリなどを多く食すということでしょうか。本州ではほとんど目にしない食材なども含まれています。
今回は沖縄料理の中でもとくに知名度が高いゴーヤと海ブドウの健康効果について調べてみました。ゴーヤに関しては最近は本州でも普通に手に入れることができるようになり、食卓に上る頻度も増えました。
私は炒め物にしたり、サラダにしたり、夏場は週に1,2回はゴーヤを食べています。ゴーヤのあの苦さが癖になります。
ゴーヤはウリ科の植物です。高温多湿の熱帯気候のもとで育ちます。2月~3月に種をまき、5月~8月が収穫です。
ゴーヤには一般的な野菜の5倍ものビタミンCが含まれていて、体力の回復や夏バテに効果があります。
ゴーヤのビタミンCはワタの部分に多く含まれますので、ゴーヤ茶などにしてワタの部分の栄養素を摂取しましょう。ただし、このワタの部分とても苦いです。
この苦みの成分はモモルデシン、チャランチンと呼ばれ血糖値を下げる役割を果たします。種子の部分には良質の脂肪と呼ばれるリノール酸が含まれ、脂肪燃焼の効果があります。
ゴーヤに含まれるカリウムには体を冷やす効果があるので、熱い沖縄で暮らす人には向いています。その他にもビタミンB群や葉酸、カルシウム、食物繊維なども含まれています。
ゴーヤはゴーヤチャンプルーなど炒め物にすることが多いですが、スライスしたものを干して煮出せばゴーヤ茶を作ることができます。お茶にするとワタや種などの成分を摂取することができるのでおすすめです。
沖縄料理でも一つ人気なのが海ブドウです。海ブドウはイワズタ科の海藻でぷちぷちした食感が特徴です。
海ブドウは太陽の光が海中まで届く透明度の高い海でしか育つことができないため沖縄以外の地域ではあまり栽培されていません。
しかし、わざわざ沖縄にいかなくてもオンラインショップなどで購入できます。
海ブドウは実は他の海藻に比べると若干ミネラルやビタミンの量が少ないのですが、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ヨウ素、ビタミンKなどが含まれています。
夏バテ回復や貧血予防、食欲アップなどの効能があります。一般的には三杯酢などをかけてそのままいただきます。
海ブドウは低温に弱いので冷蔵庫に入れず常温で保存し、早めに食べることをおすすめします。