体の毒素を排出してくれる!和歌山県の梅で梅干しを作ろう

和歌山県というとみかんが有名ですが、実は梅の産地でもあるのです。
和歌山は黒潮の影響で一年中温暖な気候で、年間7トン以上の梅を生産しています。これは全国シェアの6割にも及びます。
梅というと梅ジュースや梅ジャムなどのもありますが、なんといっても梅干し。
とくに大粒で柔らかく種が小さい紀州の南高梅は全国的にも有名ですよね。私は甘めの南高梅が大好きです。
梅干しは収穫した梅を丁寧に水洗いし、塩で付け込み、天日干しして出来上がります。
和歌山の梅干し農家の多くはエコファーミングを目指し、品質の良い梅干しづくりに取り組んでいるそうです。
梅干しには本当に書ききれないほどの効能があるのですが、良く知れらたものですと食欲増進作用です。
梅干しはご存知の通り酸っぱいので唾液や胃酸が多く分泌され、胃が活発になります。
梅干しには筋肉疲労によって乳酸が作られ体が酸性に傾いた時にアルカリ性にしてくれる疲労回復作用があります。
疲れたときには酸っぱいものを食べるといいと言われているのもこのためです。
もちろんパンやご飯など酸性の食品を多く摂取した場合にも梅干しを食べることで体をアルカリ性に保つことができます。
梅干しにはポリフェノールも含まれています。ポリフェノールというと赤ワインが有名ですがポリフェノールには血液や細胞の老化や酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
このため梅干しを食べることで血管の老化を防ぎ、血液がさらさらになります。動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの重篤の症状の予防にもなります。
梅干しのもう一つの主要な成分と言えばカルシウムです。カルシウムは骨を強くし骨粗しょう症の予防になるだけではなく、イライラを解消して精神的な安定をもたらします。
梅干しは肝機能の働きを高めるため、二日酔いには梅干しが有効だと言われています。毒素を排出するだけではなく、抗菌作用もありO-157やサルモネラ菌などの食中毒の原因となる細菌の感染予防となるのです。
他にも梅干しには様々な成分が含まれますが、あまりなじみのないものとしてはパロチンやα-グルコシターゼなどがあります。
パロチンとは唾液の中に含まれる成分ですが、美容効果の高い「若返りの成分」と言われています。パロチンが多く分泌されることで細胞の新陳代謝が促され、髪や肌、爪や歯などを美しく保つことができます。
α-グルコシターゼは酵素の一種で糖分の吸収を抑制する働きがあるため血圧を上昇させません。そのため高血圧による動脈硬化などを防いでくれます。
梅干しの健康効果、美容効果がすごすぎて、時々しか食べない自分を思わず責めてしまいました。
確かに梅干しは塩分が強いというイメージがありますが、最近では減塩のものも販売されていますし、一日一粒程度なら問題ないと思います。
梅干し以外でも梅ジュースや梅ジャム、梅酒なども同様に梅の効果を感じることができます。ただし、調味料や添加物が気になる方は原材料などをチェックして商品を選んでください。